安心して散歩をしたい
大津で起きた保育園児の巻き込まれた交通事故を受けて、厚木市では市内の市道が交わる交差点を点検し、全443箇所のうち、車止めが一部あるのは89箇所、全くない場所が187箇所ある事がわかりました。今後優先順位をつけて設置を進めていく予定です。
規制緩和で園庭のない保育園が多くあります。保育の日課として子ども達にとって散歩は欠くことの出来ない時間です。保育者にとっては緊張しつつの保育時間です。交差点以外にも安全への気配りは必要で、十分に安全な散歩道の確保が出来ているかは各園に聞き取りし、危険な場所を改善する必要があります。厚木では市街地西側にいくつもの保育園、小規模保育園が集中しており、子ども達の散歩の姿が目に入ります。大きな旭公園が工事中であったりするため、中規模な公園に子ども達が集中してしまうことも避けられません。安心して自由に走り回れる広場を整える事が必要ですが、街中の公園整備には広場だけでなく、保育中の子ども達にとって日陰や安心して休める空間も欲しいところです。
公園や保育園の立地についてはまちづくりの観点と保育の視点を別のものとせず、一体のものとして捉えて安全な保育環境の整備を進めるべきと考えます。