ワクチントーク全国2018に参加して
ワクチントーク全国2018に参加しました。前半は昨年お亡くなりになった毛利子来さんを忍んで多くの方からのリレートークがあり子どもたちの安全を守るための運動の基を作ってきた大変さが伝わってきました。
予防接種について、少なからず副作用がある事に気がつき運動が始まったのは1985年の静岡での集会が最初だったそうです。集団接種だったインフルエンザワクチンには有効性や必要性、安全性がないと分かり接種者が減ったあとに出てきたのがMMRワクチンで、副作用が多発した1990年に全てのワクチンを見直そうとしてスタートしたのがワクチントークでした。長い活動となってきましたが、課題は減ることなく増える一方です。特に現在では、生後1年間に定期接種で13回、ワクチンの種類は8種、任意接種のロタワクチン(経口接種)も含めると15~16回も赤ちゃんにワクチン投与をすることになっています。また複数同時接種により副作用が出ても原因を究明しにくくなっていて、医師の「ワクチン接種との関連はない」と判断されれば保障はないという現状です。副反応の報告が減少傾向とのことですが、申請が難しくなっていることが原因と判断できるとの話もうかがいました。ワクチンに関する情報は多く、どれを正しいかと判断する事が大事と言われても難しくなっています。言われるままに接種を急ぐのではなく、立ち止まって考えることが必要です。
母里啓子さんからは、運動を続けてきたけれど継続していくことが難しいとの言葉がありました。かつて集団接種だったインフルエンザワクチン接種を個人の判断に変えた大きなエネルギーは、経済的活動に主眼を置く製薬企業との戦いでもあったわけで、現在積極的勧奨を一時停めているHPVワクチンについても同様であり、復活させてはならないと思います。