「香害」学習会

2019年1月28日 02時12分 | カテゴリー: 活動報告

「香害」について、岡田幹治さんを講師に学習会がありした。6年ほど前から衣料の洗濯時に使う強い香りの柔軟剤の販売が増えてきました。その香りによって気分が悪くなったりする人の声が多く聞こえてきます。一方で自分の発する臭いについて必要以上に敏感に捉える人も多く、「香り」については意見が分かれるところです。

岡田さんによると、香りには3000を超す物質(成分)があり、ほとんどが「天然の香りに似せた合成香料」で、複数の物質からなる調合香料(混合物)として使用しているが、個々の物質名は非開示とのこと。香りが残る商品はマイクロカプセルが使われています。VOC研によると、カプセルからはイソシアネートが検出されていますが、柔軟剤メーカーは使用を否定しているそうです。イソシアネートはポリウレタンの原料で、気化すると強い毒性を示し、微量でも喘息につながると言いますが、業界・政府はあくまでも危険性はないとの見解といいます。また消臭除菌スプレーは安易な使用によって耐性菌が発生し、決して健康にはいいものではなく、特にこどもや妊婦の方は使うべきではないそうです。

コマーシャルでは、香り付きの柔軟剤や除菌消臭スプレーを使う事が当然の常識のように宣伝して購買心をあおっていますが、普通に洗濯する事が一番安全で清潔であるのは当然のこと。米国・カナダでは「無香料」の方針も出てきたと言います。私たちは加害者にも被害者にもならないために、有害なものを使った商品は買わない、使わない事を心がけ、患者の生き方に学ぶ事も必要です。特に胎児は感受性が高く母胎からの影響を受け、新生児や乳幼児は脆弱であることを子育て中の世代に伝えて行く必要があると感じました。啓発ポスターを作成した自治体もあるとのこと。機会を捉えての学習会なども提案していきます。また被害と原因をつなげるために成分の情報公開・表示も求めて行く必要があります。