子育て支援の提案を振り返る

2018年11月28日 12時51分 | カテゴリー: 活動報告

先日《くらしを変える「21世紀の学校Vision」》講座があり、三輪律江先生(横浜市立大学学術院国際総合学科群准教授)から「『まち保育』のススメ」の講演、神奈川ネットからは、これまでの子育て政策についての取り組みと実践について報告がありました。

神奈川ネットでの1999年から始まったプロジェクトでは、認可保育中心の保育政策や保育予算の議論に当事者が参加出来ないなど、多様なニーズに応えられていない状況が明らかになっていました。その後、NPOや民間によるこどもミニデイサービスや学童保育を実践する拠点が創出され、市民参加での子育て支援が広まってきました。2005年からは就労の有無によらない全ての子育て家庭が利用できる「一時保育」の調査をすすめて政策提案につなげました。この頃から認可保育園の入所要件の緩和や、一時保育の「相談」の中から育児の孤立化が課題としてあげられてきています。そして2015年4月施行のこども子育て支援新制度に向けては、各自治体のこども・子育て会議への傍聴を勧めると同時にその情報を市民に渡すべく活動をつなげてきました。また小規模保育に焦点をあて、待機児童対策ばかりではなく、こどもの育ちに必要な子育て政策のあり方についても研究し提案してきました。

約20年間の取り組みで、子育ての課題はどの時点でも課題があり、当事者からの声は重要です。私自身も一時期現場に立ちこども達と過ごした経験は貴重な体験となっています。また現在では保育の支援だけではなく、相談機能や利用者への支援のニーズが高まっており、地域のソーシャルワークの拡充が求められています。
こつこつと続けてきた子育て支援への取り組みは、私たちから未来への贈り物としてまだまだこれからも続くよ、と感じた報告でした。