介護を考える~介護の日フォーラム

2018年10月22日 08時19分 | カテゴリー: 活動報告

10月20日、ウイメンズプラザにて「第3回介護の日フォーラム」が開催されました。介護される人、する人の介護現場の課題を共有し声にしていこうというものです。
第一部は市民福祉情報ハスカップ主宰の小竹雅子さんから、「まだ変わる!介護保険」と題しての講演でした。
介護保険の導入前の公的な団体による措置制度は、導入後は利用する人の「自己決定・自己選択」となって民間企業や農協、生協、NPO等の多様な事業者の参入が進みました。
課題として、介護保険で在宅サービスの利用者は8割、施設サービスの利用者は2割しかいないが、給付の面では在宅に6割、施設に3割となっている。利用者1人当たりにかかる給付は施設利用の方がお得ということはおかしいが、社会保障審議会では議論にはならないのは残念だとお話しされました。また事業者での人件費の割合は8割であり、人件費を安く抑えているため在宅への給付が低いと指摘されました。
そして、「生活援助」の回数利用についての制限の可能生、ケアマネジメントの有料化、更に利用者負担の原則2割案など、私たちが忙しさに紛れている内にいろいろなことが決まってしまうことに対して現場からの声を上げて欲しいと訴えられました。
最後に、社会保障が膨らむのは高齢化だけが原因ではなく高額医療や薬の使い方であり、最終的に手をつけなければならないのは医療だと締めくくられました。

第2部は居宅介護事業所や訪問介護事業所、居場所づくり等の団体からの報告がありました。事例の一つ一つに課題があり、生活援助の必要性は高く、現場の工夫と頑張りを強く感じました。
これからも変わっていく介護保険制度ですが、気がついた時に声を上げる事が必要であり、私たちの責任だと再確認しました。