「認知症予防最前線」

2018年1月17日 16時23分 | カテゴリー: 活動報告

1月12日、厚木市地域包括ケア市民講演会・地域福祉推進大会が開催されました。島田裕之氏(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター予防老年学研究部部長)により「認知症予防最前線」と題しての講演がありました。
 現在認知症は3秒に一人が発症している。加齢は認知症になる要因の一つではあるけれど、誰でもがなるわけではなく、予防が可能であるといいます。今後認知症が増えていくのは日本を含むアジア地域であり、アジアにおける人口構造の変化は急激な高齢者人口増加となり社会経済への影響が避けられません。日本では65歳以上の15%が認知症ですが、将来この比率は上がるが実数にさほど変化はなく、高齢者のより高齢化(75歳以上の増加)がすすむとみられています。このような状況の中で認知症の発症を2年遅らせる事が出来ると、20%の方が救える、5年遅らせると46%の方を救えるそうです。
 ではどうしたら発症を遅らせ予防ができるのかという事ですが、体を動かす、外出すること、頭を使い感覚機能を駆使する事だそうです。高血圧、肥満、難聴や味覚の衰えは認知症につながるようです。

 話をうかがってみると、認知症の予防とは日々の生活を普通の状況で過ごすことが基本です。人に会い、きちんと食事を身の回りの事を自分でできればいいのです。その手助けとして地域の中で出かける場所、人と会い話ができる居場所が欲しいです。厚木市内では老人憩いの家の活用やミニデイなどが行われていますが、さらに空き家の積極的な活用も視野に入れていく事も本格的に実現させていきたいです。支え合う場の広がりは人を巻き込んで地域社会を変えていきます。街中では普通の喫茶店の一部を居場所として利用する案も耳にし、いろいろな可能生を感じます。認知症の予防、認知症になっても自分らしく暮らせる地域を考えていきます。