一時保育について~大和市さくらの森保育園見学

2017年11月10日 12時27分 | カテゴリー: 活動報告

11月2日。子どもプロジェクトで調査中の保育園の一時保育事業について、大和市にある「さくらの森保育園」を訪問しました。
 さくらの森保育園は定員60人の認可保育園であり、他に一時保育を10人(定期利用8人+緊急利用2人)を受け入れています。年齢別クラスは「ころころどんぐり」「つくつくつくし」「ぽかぽかはらっぱ」「ぴかぴかおひさま」など、子どもたちの感覚に沿ったクラス名が印象的でした。この園の場所は海老名市、座間市にちょうど接する地域で、駅に近く宅地化も進む中で子育て支援の必要性が高い地域です。
 園では一時保育を通じて、発達面での課題がある子どもへの対応や経済的に生活が厳しい家庭を支援につなげる等、地域の子育てネットワークや行政とのとの連携を進めています。伊知地理事長からは、それまでの子育て支援の現場の経験から、一時保育の必要性を強く感じていた事が認可保育園を作る原動力となった事をうかがいました。利用申し込みにあたってはゆっくり時間をかけて聞き取りをする事が不可欠であるといいます。一時保育とは言え利用の理由は様々です。子育て時期の親のレスパイトは必要で有り、社会で子どもを育てる意味でもっと一時保育に目を向けるべきです。子育て支援というと待機児童対策で認可保育園を作る事に向きがちですが、保育園に入れない、入らない場合での子育てについての受け皿の拡大が求められます。

 課題としては、一時預かりの必要性を行政側にももっと認識してほしいこと。経験のある保育士の確保とともに保育の質も維持するには十分な財源の確保が必要です。
 厚木市においての認可保育園での一時保育利用実績は9,747人(平成28年度)で、24,632,850円(平成28年度決算)の補助金が充てられています。利用者のうち約6割強がリフレッシュを理由としています。理由によらず、必要な人が断られる事のない一時保育、子育て支援が必要だとわかってほしいのですが、市はまずは待機児童対策と言って保育園づくりに邁進しています。子育ては多様であり、選択肢は多い方がいいと理解してほしいです。