介護保険の改定が迫ってきた!

2017年11月6日 11時19分 | カテゴリー: 活動報告

「市民と議員の条例づくり交流会議2017秋の特別企画」で、鏡諭さん(淑徳大学教授)を講師に『介護保険制度の課題』~2018年改正を迎えて~のお話を伺いました。
福祉と介護保険とは元々が異なるとの前提で、例えば以前は措置であった特養が介護保険制度により誰もが必要な時に使えるはずであったにもかかわらず、利用が限定されているのはおかしい事であり、財源の問題であるならば給付から外すべきではないか。また介護保険制度の改定では給付と負担の関係をもっと市民に示して議論を進める事が必要である。市民が負担する介護保険料も今後増額されていく中で、一例として30万の人口規模の自治体では特養を一つ作ると保険料は1人当たり100円の増額となる。このような数字を示して今後の自分たちの自治体の介護のあるべき姿を議論しなければいけない、と繰り返されました。給付を縮減するだけで無く、必要なケアのためにはお金をかけることも検討すべきと言うことです。

介護が必要になった主な原因は、2013年時点では脳血管疾患でしたが、2016年では認知症が第一位であり、家族が当人を支えながら生活出来るサービスがそろっているとは言えません。総合事業で地域の力を当てにされてもプロとボランタリーな感覚で大事な命をケアする事は違うと明確に指摘されました。そして何よりも現場で何が起きているかしっかり把握することが大事であるとお話されました。

 後半では広瀬克哉氏のコーディネイターでディスカッションでしたが、ここでも広瀬氏の介護の経験から、介護を受ける当人の気持ちと家族の気持ちの違いについて考える事になりました。
 介護保険の次期改定が迫っています。神奈川ネットでは課題満載の現場の声を拾い、介護保険制度のおかしな事例を調査しています。11日の介護フォーラムでの報告に是非ご参加ください。