ソーラークッカーのお話

2017年4月30日 09時02分 | カテゴリー: 活動報告

地球温暖化防止に向けての取り組みはたくさんありますが、最も身近で簡単な取り組みの一つに「ソーラークッカー」があります。太陽のエネルギーだけを使い調理が出来る優れものです。先日アミューあつぎで先駆的な取り組みを進めてこられた鳥居ヤス子さん(ソーラークッッキング協会会長)をお招きしての講演会がありました。

鳥居さんは85歳。今までの取り組みの過程等お話を伺いました。第1回の太陽エネルギー学会ではニューヨークのビルの屋上で実演をしたとのことです。製品は日本が元であったが現在ではドイツやスイスのメーカの製品が多く世に出ているそうです。

後半では鳥居さんの解説付きでアフリカでのソーラークッカーの利用様子をうかがいました。周知のようにアフリカでは十分なインフラはありません。生活に必要な燃料(薪)は配給制ですが十分な量はなく、常に薪を手にすることに多くの時間と労力が割かれています。そこでのソーラークッカーは大がかりな設備も不要でお湯が沸かせるため、調理の他飲み水の消毒で衛生環境をあげ、薪を探す時間を農業や生活のために使えるので生活の質を上げる事が出来ます。同時に薪の取り合いで紛争になることも避けられると言います。生活に余裕が生まれることは平和にもつながります。

ソーラークッカーで調理が出来る仕組みは・・・太陽光は白い物に反射し、黒い物に吸収される性質があります。黒い物に吸収されると赤外線に変化しCO2 分子を振動させ熱を発します。熱に変わると(CO2など)のものをすり抜けにくくなる事を利用して調理が出来ます。この仕組みは地球が太陽のエネルギーを受けてため込むメカニズムと同じであり、ソーラークッカーを使う事で地球温暖化を理解できます。

難しい理屈より目に見える形で地球温暖化を理解出来るベストチョイスではありませんか。小学校への出前授業(県の事業)も可能とのこと。エネルギーの基本を学ぶきっかけと自然への理解を深める機会の一つとして活用してほしいと思っています。