放射能汚染土壌は今どこに?

2017年1月6日 22時18分 | カテゴリー: 活動報告

  あと少しで6年目を迎える東日本大震災と福島原発の事故。当時厚木でも数値の高かった放射能汚染物質(土壌)の現状について、情報公開請求をしました。

 事故後「厚木市放射能汚染対策庁内連絡会議」が開催されていましたが、市内の2小学校に保管されている汚染土壌については平成2311月から議題に上がり、その後専門家が参加して「厚木市放射性物質対策検討委員会」を経て現在に至っています。学校に保管されていた汚染土壌は現在は遮蔽容器に移され、市庁舎内に厳重に保管されているとのことです。

 土壌の測定値は4000ベクレル程度であり健康被害はないとの判断ですが、これを引き取る場はなく処分に困った様子がわかりました。現在の保管・管理の担当は生活環境課と危機管理課ですが、最終的に判断する市長が本部長を務める「厚木市放射性物資対策会議」は形だけはあるものの最終報告をする会議の開催はなく、今後の管理の方向はどこに責任があるのかもあやふやなように受け取れました。保管のための費用の支出は予算計上がされておらず、記録にはありませんでした。今後の処理判断は国からの指示待ちですが、その時期は不明です。

 おそらく他の自治体でも同様の混乱があったのではないかと推察します。本来ならば東電の補償があって当然と思いますがどこまで踏み込んで求めていけるのでしょうか。さらに今回気になった事は、この経過が何一つ市民に情報として出されていないことです。忘れている人に思い出すきっかけを与えるのはどうかとの考えもあるかもしれませんが、正確に伝えることは市民の信頼に応える事ではないでしょうか。適切な処理をしている事を自信を持って公開しないのか、そこが疑問です。なぜ困っているのか、その原因を忘れる事無く伝えるのは、原発の恐ろしさや不安を感じた私たち自身ができる事です。写真