WE講座 カンボジア「村の幼稚園」

2016年6月2日 23時34分 | カテゴリー: 活動報告

WE厚木のWE講座で「認定NPO法人幼い難民を考える会(CYR)」がカンボジアで支援している「村の幼稚園」のお話をうかがいました。ゲストスピーカーは現地で直接指導されているチャンスレイさんと日本事務局長の鎌田苑子さんです。

カンボジアは内戦のあと、長い間子どもたちに対して十分な教育がなされていませんでした。そのため貧困の世帯が多く、月に1ドルの幼稚園の費用も支払えない家庭もあります。今後、貧困の連鎖を断ち切りしっかり収入を得る生活につなげるためには、幼児期からの教育が重要だと言うことにやっと視点が向いてきたとのことです。幼稚園には公立園、公立地域幼稚園、村の幼稚園、家庭の幼稚園などがあり、多くの子どもに学ぶ機会を提供する取り組みがありますが、それでも幼児期の教育の経験のないまま6歳で小学校に入学する子もまだまだいます。その時点で入学前に教育を受けていたことそうでない子の学力格差は顕著であり、途中で退学してします子もいるようです。若い親の中には自分に教育がなくても生きていけると分かっていても、子どもたちが成長する中で学ぶ事を身に着けるのをみて、自分の無教養が貧困につながっていると改めて理解する親もいるといいます。子どもが教育を受け考えることが出来るようになることは、一人の利益でなく皆のことを考えることが出来、平和を考えることが出来るようになる、とスレイさんはお話されました。

写真にある「人形」は、以前WEショップを通じて提供した__ 2__「布チョッキン」の作品です。寄付で集まった布を型紙に合わせて切り抜き、一体分をセットします。同じように布のボールのセットも作りCYRを通じてカンボジアに送りますがその際には送料カンパ@1500円を付けます。現地では人形は先生が、ボールはお母さん方が縫製しそれぞれ収入になります。日本からのカンパは送料や現地での保育者研修や活動の支援となります。ちなみに2015年度の実績は、ボールは3,400個、人形は約860体が子どもたちのおもちゃとして渡されたといいます。厚木でもたくさんの方が「布チョッキン」に参加されたそうです。

少しの気持ちで、遠くの子どもたちのためになるのはうれしいものです。日常では知らない世界のことにもつながるWEの活動です。