移動・外出支援サービスのこれから

2016年2月15日 00時49分 | カテゴリー: 活動報告

厚木市内で移動サービスを続けて20年になるNPO法人ワーカーズコレクティブ キャリ-ジョイ主催の地域啓発事業のシンポジウム「移動・外出支援(サービス)のこれからを考える」がありました。

厚木市、キャリージョイ、NPO法人神奈川移動サービスネットワーク、包括支援センターの皆さんから、移動・外出支援に関する様々な現状報告と課題をうかがうことが出来ました。

全てに共通な思いは「外出は最大の介護予防」であり、社会参加を続けることで生活の質も維持できるという事です。しかし移動を支援するにおいての課題は現場では人手不足であり、利用者を支援するための制度の運用上の規制が現実の支援を難しくしていることもあります。

今後進められる在宅への支援の中で移動における取り組みには期待があります。厚木市からは森の里内で運用されているコミュニティ交通の‘ぐるっと’は総合事業のモデル事業として位置付けて、ゆくゆくは全市展開にもつなげる可能性にも言及されましたが、各地域の特性を考慮した上で検討が望まれます。一方で高齢者の方がバスを使うときに「かなちゃん手形」がありますが、これは自力で外出が出来る元気高齢者だけしか使えませんし、利用者は申請者のうち約3割とのこと。毎年約6000万円程度が手形の補助として計上されていますが、外出が不自由な方にとっては不公平です。

最後に、障害児・者への支援や包括支援センターの業務について等の質問があり、日常生活を支援するためには多職種の連携が必須であることを確認しました。多くの人に移動のサービスのあることを伝え、外出をあきらめないための選択肢を提示することの大切さと、たくさんの人の何とかしようという思いが形になってきているとの思いを強くしました。