子どもへの支援はまず食から

2016年1月23日 14時19分 | カテゴリー: 活動報告

 支援を必要としている子どもたちへの行政の関わりを調べていく中で、困窮者自立支援法に基づいた事業のうちの学習支援についての現場を見学することにしました。

 訪問した「PIECE」は相模原市南区の東林間駅の近くの商店街の一軒を借りて学習支援事業を展開しており、市内に4つある同様の支援は’NPO法人文化学習共同ネットワーク’が市からの委託を受け運営しています。この居場所事業は自立支援法から5700万円/年の予算で(4カ所分)、その3/4は国からの補助金です。

 東林間の「PIECE」は中学2,3年生を対象とした学習支援(中3勉強会)と高校生を対象とした居場所(Pieceは、全日制高校などへの進学支援、ひきこもりや高校中退にならないよう高校就学の維持、進路についての支援。またありのままでいられる居場所を確保することで、学習支援・学び直しの支援とともに、社会性や他者との関係を育む支援や就労支援などを促進することをめざしています。登録者は30人以上で一日平均5~7人が利用しています。

 中でも特に「食」に力を入れるのは、それぞれの育ちの環境を補うことで社会的な体験の幅を広げる必要があるとの判断からです。当日楽しそうに昼食用のどんぶりを準備している子たちの姿が印象的でした。

 このPIECE」は地元の商店街との連携もあり、商店会やイベントへも参加しているとのこと。近くの八百屋さんでボランティアの後アルバイトにつながっているなど、地域で暖かく見守る関係性が出来ているようです。ありのままでいいんだよと受け止めてくれる地域の存在は子どもたちの支援活動への大きな支えともなっているようです。

 厚木市でも学習支援の仕組みはありますが、より生活支援の内容を含む相模原の事例を上手く取り入れることも必要ではないかと感じました。

*シャッターの絵は子どもたちの絵を転写したそうです