小規模保育所見学~その2

2016年1月19日 12時33分 | カテゴリー: 活動報告

 小規模保育所視察の第2弾は瀬谷にあるNPO法人さくらんぼの運営する多様な保育の現場です。理事長の伊藤保子さんから15年間にわたる子育て支援の変遷を伺いましたが、常に目線は子どもたちにあり、NPO法人には時代と共に変化はあるが常にミッションがあると言われました。スタート時は「子育てがしやすい街づくり」でしたが、「みんなが参加できる障がいのない街づくり」に代わり、「育ちあう子ども・大人・社会」へとミッションそのものが育ってきているようです。

伊藤さんのシンガポール在住時の体験として、障がいなどは福祉政策の対象ではなく大家族の中で吸収されケアされている、との話が非常に印象的でした。現在の私たちの生活形態は大家族ではなく、核家族が中心であり、困りごとはそのケアにあたる人の中で処理されがちになっています。その限界を超えることを許さず、許されずにいることが、生きづらい社会に繋がっていると考えますが、困りごとを第三者が気づき何らかのケアと対策で支援が一つの解決に向かうことができます。子育て支援は子どものみならず、その親・家族をもとらえての生活支援の一部であると共に社会で子育てをする事でもあります。

多様な困難ケースを支援につなげるには、制度との闘いです。棚の奥の方にあるファイルを探しだすように、適切な制度を探すようなものだとその難しさを表現されました。小規模保育・ひろば事業・一時預かり・相談事業・学童保育・横浜型保育室等、瀬谷区という横浜市内でも特殊性のある地域であることを踏まえた上での子育て支援は、単に待機児解消にとどまらない成果を出していると感じます。また活動は多岐にわたり地域の子育て・親の育ちの支援になっているようです。様々な過去を持ったお母さんが、今しっかり親として自立して生きていける実践を目の当たりにして、ぶれずに活動する信念と努力を確認しました。