厚木市の学童保育の条例について

2015年12月31日 23時36分 | カテゴリー: 活動報告

厚木市の学童保育事業は要綱で運営されており、厚木ネットでは条例化すべきと、長く訴えてきました。ようやく12月議会で、学童保育条例案が提案されました。条例制定を機に、3年生までの利用の制限がなくなり、おやつ代に加え新たに育成料4000円も保護者が負担することとされ、利用者負担総額は4000/月から8000円となります。常任委員会の審査では、経済的に厳しい家庭のために段階的に負担分を増やしてはどうかとの意見も出されましたが受益者負担はおおむね受け入れられました。

入所要件については、「入所の承認 (1)集団における健全な育成が困難であると認めたとき。(2)その他の入所を不適当であると認めたとき。」とありました。私は、困難である理由とそれを認めるのは誰かと質問したところ、「軽度の障害がある時」等の答弁がありました。私は、条例化を提案してきた立場から、多様な子どもが集団生活の場という利点を活かすため十分な支援体制を取るよう求め採択しました。

しかし、入所要件についてはなお改善が必要と考え、市民の法律相談を活用し妥当性を確認しました。弁護士によると、もしこのような条文が一切なければ制度的にはすべての子どもの入所が可能となるはずだが、入所を不適当とする事例を条文を持つ事によって、現場の裁量で入所を拒否することを防げるとのこと。また、細かく規定することで身動きが取れなくなることもあり条例文とは諸刃の剣であると説明されました。軽度の障害があっても一日学校で生活を出来る子どもが放課後のしばらくの時間を過ごすことは可能であり、入所を拒否される理由はありません。さらに不服申し立てについては、市は上位条例にあるのであえて書かないとしていますが、市民にとって自らの権利を確認するためにも明記されるべきです。今後も改善提案を続けます。