「JK」って?

2015年10月4日 23時34分 | カテゴリー: 活動報告

一般社団法人Colaboの代表 仁藤ゆめのさんの話をうかがう機会がありました。

穏やかに見えるその口から発せられる言葉に、一瞬息をのむことが何度かありました。現在の仁藤さんは、「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女から搾取しない社会へ」との思いを持ち、生きることに困惑して街中でたたずむ女の子たちへ声を掛け、彼女たちが「当たり前の日常」を得ることが出来るように支援活動をしています。

「JK」と呼ばれ、時には売春までしてしまう。その子たちの生活の背景には家庭的な問題や経済的に恵まれない現状があり、決して享楽的な遊びのためのお金欲しさで立ち続けているわけではない、と仁藤さんは言い切ります

家を出てコインロッカーに荷物を置き、漫画喫茶でシャワーを浴びて仮眠、そして学校に行く…そんな子達に必要なのは、「衣」(生きていくための知恵、身を守る術、「食」(今日食べるもの、食べていくための職、食卓を囲む機会・人)、「住」(安心して過ごし眠れる家、帰りたい家)、「関係性」(ホームとなる関わり、つながり)です。

高校の中退者約55千人。不登校中学生約9.5万人。不登校高校生約5.6万人。10代の自殺者11.5人。リストカット、10代の予期せぬ妊娠・中絶等々今の子どもたちが置かれている状況を放置できません。格差社会のひずみは子どもたちに向かっており、子どもの6人に1人が貧困だといいます。

この国を先進国と思っていたことに反し、世界からは人身売買と指摘されています。子どもたちが(女の子も男の子も)大人の金稼ぎの道具として扱われていて、そこを止めるべきしっかりとした政策が取られていないことを大きな恥と感じます。大事な命と時間を搾取されていることから子どもたちを守るための活動に確実な支援が大至急に必要であり、同時に人権擁護の立場から若年を相手にする違法事業所等を排除しなければなりません。子どもたちにとって安心して過ごせる場所と受け入れる人の存在は、失われた関係性の修復であり「当たり前の生活」への第一歩となります。

  一般社団法人Colabo→ http://www.colabo-official.net