多文化共生について

2015年9月21日 10時31分 | カテゴリー: 活動報告

918日、神奈川朝鮮中高級学校を訪問しました。連日続いた雨の後でしたが、2日後にある運動会の準備・練集の様子も見えました。

県内に朝鮮学校が出来たのは1946年であり、現在では関連5学校があります。「朝鮮半島にルーツを持つコリアンの子供達(国籍不問)が、日本に住みながらも民族の言葉・伝統・歴史・文化をしっかりと身につけ、コリアンとしてのアイデンティティーを確立し、なおかつコリアンとしての誇りを持てる人間に育てる」の目的、理念に沿って授業や活動が続いてきました。

初級の授業の様子を見せてもらいました。少人数のクラスながら、どの子もとても元気で一生懸命に取り組んでいましたし、運動会の準備は中・高級の生徒たちが進めていました。どの場面でも「こんにちは」の声は生徒たちのほうからかけてくれ、ごく普通の学校生活があります。またこの日は運動会のためにお母さん方も作業をされていました。

今、この学校は政治的な背景で学校の運営が難しくなっています。学校に対する1977年に始まった神奈川県からの教育補助支給が廃止され各個人への補助金と変わったため、運営に影響が出てきたのです。多くの自治体は多文化共生をうたっていますが、どんな社会的情勢においても平等に子どもの育ちを守り、教育の機会を守ることをしているでしょうか。現在在籍の児童生徒の約6割は韓国にルーツを持つ子どもたちだと聞きましたが、私たちは彼らがなぜ日本に住むことになったかという歴史的事実を把握・理解することなく現状を語ることはできません。子どもたちがより良い環境で学べるように卒業生の有志の協力が大きな支援になっていることを目にし、補助の仕組みを再考すべきと感じました。