厚木市での教科書採択の結果

2015年8月7日 19時30分 | カテゴリー: 活動報告

4年ごとの教科書選定の年であり、各地域からの採択の様子が報じられてきました。厚木市においては728日に教育委員会が開催され、傍聴席も100席ほどがほとんど埋め尽くされていました。今回は来年からの中学校の教科書が対象です。あらかじめ行われた9人の市教科書採択検討委員会での検討結果を受けて、5人の教育委員が最終判断をしました。

関心の高い社会科(地理)は教育出版(3人)、帝国書院(2人)。また社会科(歴史)は東京書籍(3人)、教育出版(1人)、帝国書院(1人)。社会科(公民)は帝国書院(3人)、東京書籍(1人)、日本文教出版(1人)。以上、多数決で採択が決まりましたが、どの教科においても採択検討委員会の判断と大きな相違はなかったのが印象的でした。

委員の個人的な意見の表明はありましたが議論という事はなく、決定は挙手であったため誰がどの会社を支持するのかは傍聴席からも一目瞭然でした。委員からは、学びの振り返りが出来る構成や実社会での活用につなげる工夫などに評価が高く、生徒が自ら考え表現できる「言語活動」についての意見も多く聞かれました。

懸念された育鵬社や自由社については一部評価があったものの、積極的に推すことはありませんでした。教科書の選定の現場に初めて立ち合いましたが、採択委員会と教育委員の人選に影響されることは避けられないことです。

中学時代は、その子自身の人格形成の仕上げの時期でもあり、多感な時に受けた教育はその後の思考や価値観・行動に大きな影響をもたらすと考えます。だからこそ子どもたちに偏らない判断と客観的な考察が出来る教科書・資料の提供をすることは大変に重要なことです。まずは厚木での採択結果に安堵しましたが、同時に自分自身が学んだ教科書のイメージが、長い時間たってもまだまだ記憶に残っていることに驚きを感じました。