まだ必要とされるワクチン110番の活動

2013年2月4日 22時40分 | カテゴリー: 活動報告

厚木ネットでは20年ほど前から地域の保育施設との連携で「ワクチン110番」を受け付けています。ワクチンに関する問い合わせや情報の窓口として長い活動になっています。現在、公費による定期接種はポリオ・麻しん・風疹・ジフテリア・百日咳・破傷風など、任意接種は水痘・おたふく・インフルエンザ・B型肝炎です。医師会からは子宮頚がん・小児用肺炎球菌・成人用肺炎球菌・水痘・おたふく・B型肝炎・ヒブの7種を定期接種にするようにと要望が出されているそうですが、それぞれの有効年月・副作用について情報が分かりやすく開示されているとは言えません。接種誘導とも見受けられます。

 昨年、母里啓子さん(元国立公衆衛生院疫学部感染症室長)の講演会を行った時、参加者から「住んでいる市から接種を強要するような書面が届いたが親として悩んでいる」との相談がありました。接種の比率を上げることに躍起になっているようで、そこには市民が自分で判断する事を良しとしない雰囲気さえ読み取れます。厚木市では12月議会で2012年度内のワクチン接種について22,336,000円の追加補正予算が組まれました。予定より接種数が増えたためですが、接種に至るまでにリスクを含めてどれほどの情報が提供されたか疑問です。ワクチン110番では話を聞くこと、情報を伝えて当事者に考えて頂くことしかできませんが、まだ必要とされています。数が増えても接種に疑問を抱く方がいることに行政は目を向けることが必要です。医療の現場でも、不安には十分な説明がされることと、接種を断る選択もある事を示すことが必要です。